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犬のフケが気になる|食事と被毛ケアの見直し

看護師として30年、患者さんの「口から食べる」回復を見守り続けてきた私が、愛犬を亡くした後に北海道でたどり着いた答えが「無添加」でした。食べるものは、命に直結する。人間も犬も、ここだけは妥協できないと思っています。

愛犬の毛並みにふわふわした白いカスが増えていると、「病気なのかな」「ブラッシングが足りないのかな」と不安が重なります。その気持ち、よくわかります。我が家でも以前、老犬になってからフケがぐっと増えた時期があって、いろいろ調べて試した経験があります。結論をひとことで言うと、食事の脂肪酸バランスと保湿・ブラッシングの両輪が、フケ改善の柱になります。

先に結論

犬のフケが多いときは、まず食事に含まれるオメガ3・オメガ6脂肪酸のバランスを見直すことが一歩目です。次に、保湿を意識したシャンプーの頻度と保湿剤の活用、こまめなブラッシングを組み合わせると改善が期待できます。ただし、かゆみや赤み・脱毛を伴う場合はアレルギーや皮膚炎の可能性もあるため、気になるときは獣医師に相談してください。

目次

犬のフケが多くなる理由――まず原因を整理する

フケは皮膚の角質が剥がれ落ちたものです。人間でも乾燥する季節に増えるのと同じで、犬でも自然なターンオーバーの産物として少量は出ます。「多い」と感じるときは、何かターンオーバーを乱している要因があります。

乾燥(環境・皮膚の水分不足)

冬のエアコン暖房、夏のクーラーは室内の湿度を大きく下げます。皮膚の水分が奪われると角質層のバリアが崩れ、フケが増えやすくなります。特に北海道の冬は暖房を強くかけるので、室内が乾燥しやすい。我が家でも加湿器を置いてから、犬のフケが落ち着いた実感がありました。

食事からの脂肪酸不足

皮膚の細胞膜を作るのに欠かせないのが脂肪酸、とりわけオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)とオメガ6脂肪酸(リノール酸)です。現代の市販フードはオメガ6が豊富な傾向がありますが、オメガ3が相対的に不足しがちで、炎症を促す方向に傾きやすいと言われています。この偏りが皮膚バリアの弱体化につながることがあります。

シャンプーの頻度・洗い方の問題

洗いすぎは皮膚の常在菌と皮脂を落とし過ぎてしまい、乾燥とフケを招くことがあります。逆に汚れが溜まったままでも毛穴が詰まって皮膚環境が悪化します。犬種や毛質によって適切な頻度は変わりますが、一般的には月2〜4回程度、低刺激なシャンプーを使うことが推奨されています(具体的な頻度は獣医師やトリマーに確認してください)。

皮膚疾患・アレルギーの可能性

フケと同時にかゆみ・赤み・脱毛・ベタつきがある場合は、アトピー性皮膚炎・食物アレルギー・脂漏症(乾性・油性)・疥癬などが考えられます。これらはセルフケアだけでは対応が難しく、診断と治療が必要です。「フケが増えただけ」に見えても、触ってみると皮膚が熱い、ニオイが強い、というサインがある場合は迷わず受診してください。

食事から見直す――フケに影響する栄養素

食べるものは皮膚を直接つくります。ここを見落とすと、いくらシャンプーや保湿に力を入れても根本解決になりません。

オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)を意識的に補う

オメガ3脂肪酸は皮膚の炎症を抑え、細胞膜の質を保つ働きがあります。フィッシュオイル(サーモン油など)やフラックスシードオイルが補給源として知られています。サプリメントとして追加する場合は用量と品質が大事で、犬の体重に合った量を守ること、そして酸化していない新鮮なものを使うことが重要です。

鹿肉が犬の皮膚や毛並みに与える影響についても別記事でまとめていますが、エゾシカ肉はオメガ3・オメガ6のバランスが良好な赤身肉として知られており、牛肉や豚肉よりも脂肪の質が整っている傾向があります。

良質なタンパク質――皮膚と毛の素材

毛と皮膚はほぼタンパク質(ケラチン・コラーゲン)でできています。消化吸収しやすいシングルプロテイン(1種のメイン肉源)のフードは、アレルギーリスクが低いだけでなく、皮膚のターンオーバーを支える材料として優れています。

添加物・穀物の過剰摂取に注意

食品添加物(保存料・着色料・香料など)や過剰なグレインが皮膚炎やアレルギーを悪化させるケースがあるとも言われています。ただし「グレインフリーが常に最善」ではなく、犬によって合う合わないがあります。フードを変えるときは1〜2か月かけてゆっくり移行し、皮膚状態の変化を観察する方法が推奨されています。

水分補給も皮膚に直結する

ドライフードだけだと水分摂取量が不足しがちです。ウェットフードを一部混ぜたり、フードにぬるま湯を加えたりするだけで、皮膚の水分保持を助ける効果が期待できます。

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被毛ケアの実践――シャンプー・ブラッシング・保湿

食事の見直しと並行して、外側からのアプローチも欠かせません。ただ「シャンプーをがんばる」だけでなく、目的を持ったケアが大事です。

シャンプーは「洗いすぎない」が基本

頻度の目安は犬種・活動量・季節で変わりますが、皮膚が乾燥しているときは間隔を少し空けるのが無難です。シャンプー剤は犬専用の低刺激タイプを選び、人間用(特に添加物の多いもの)は使わないでください。すすぎ残しは皮膚炎の原因になるので、泡が完全に消えるまで洗い流すことが重要です。

シャンプー後の保湿が決め手

人間でも洗顔後に化粧水を使うように、犬も洗った後は素早く保湿する方がフケが出にくい皮膚になります。犬用の保湿スプレーやコンディショナーをシャンプー後に使う習慣を持つと、乾燥フケの軽減に役立ちます。ドライヤーで乾かすときは「熱風を当てすぎない」こともポイントです。

毎日のブラッシングで皮脂を均一に広げる

ブラッシングは毛のもつれを解くだけでなく、皮膚の血行を促し、皮脂を毛全体に均一に行き渡らせる働きがあります。長毛種は毎日、短毛種でも週2〜3回のブラッシングが皮膚環境を整えます。我が家の老犬はブラッシングを嫌がっていたので、おやつを使いながら短時間に分けて習慣化しました。

犬の皮膚ケアと食事の関係についてはこちらの記事でより詳しく解説しています。

目やにとフケが同時に気になるとき

フケと一緒に目やにが増えている場合、アレルギー体質や免疫の偏りが皮膚と粘膜両方に出ているケースがあります。犬の涙やけ・目やにのケアガイドも参照しながら、食事・環境・ストレスを総合的に見直してみてください。

また、口臭がひどい場合も腸内環境の乱れが皮膚に影響しているサインのことがあります。犬の口臭が気になるときのチェックリストもあわせてご覧ください。腸内環境と皮膚は「腸皮膚軸」と呼ばれる関係で、腸の状態が肌に表れることがあると言われています。

フケが多い犬に鹿肉ジャーキーを選ぶ理由

おやつはカロリーや添加物の観点で軽視されがちですが、毎日口にするものである以上、皮膚や被毛への影響をゼロとは言えません。

フケが気になる愛犬のおやつ選びのヒント― 北海道産・無添加「カムイジャーキー」

カムイジャーキーは北海道産エゾシカ肉だけを原料に、保存料・着色料・香料を一切使わずに手作りしたジャーキーです。鹿肉は低脂肪・高タンパクで脂肪酸バランスが良好な赤身肉。添加物の摂取を減らしながら良質なタンパク質を補いたい方の選択肢のひとつとして、自然な形でお役に立てれば、と思っています。売り込みよりも、まず愛犬に合うかどうかを少量から試してみてください。

鹿肉ジャーキーを見る

鹿肉ジャーキーと犬の皮膚・被毛への影響についても別記事でまとめていますので、詳しく知りたい方はそちらも参考にしてみてください。

よくいただく質問

Q. フードを変えてからどのくらいでフケが減りますか?

皮膚のターンオーバーサイクルは犬によって異なりますが、一般的には3〜8週間ほどかかるとされています。食事を変えてすぐ変化が出るケースはまれで、少なくとも1〜2か月は継続して観察することをおすすめします。逆に新しいフードで症状が悪化した場合は、アレルギー反応の可能性もあるので早めに獣医師に相談してください。

Q. フィッシュオイルをトッピングする場合、どのくらいの量が目安ですか?

量は犬の体重や商品によって大きく異なるため、製品のラベルに記載された推奨量を守るか、獣医師に相談して決めてください。過剰摂取は消化器症状(軟便・下痢)や抗血小板作用などを引き起こす可能性があります。「良いから多めに」はかえって逆効果になることがあるので注意が必要です。

Q. 子犬のころからフケが多いのですが、体質ですか?

子犬期のフケは、皮膚バリアがまだ成熟していないために起きることもあります。成長とともに落ち着くケースも多いですが、かゆみや炎症を伴う場合や、特定のフードを食べたときに悪化する場合は遺伝的なアレルギー体質の可能性もあります。子犬の段階から獣医師に記録を共有しておくと、後々の比較に役立ちます。

まとめ

犬のフケが増えているとき、確認したいポイントを整理します。

  • 食事のオメガ3脂肪酸が足りていないかを見直す――フィッシュオイルの追加や、脂肪酸バランスの良いタンパク源(鹿肉など)への切り替えが選択肢になります。
  • シャンプーの頻度・保湿・ブラッシングの習慣を整える――洗いすぎず、洗った後の保湿を忘れず、毎日のブラッシングで皮脂を均一に保つことが被毛環境を整えます。
  • かゆみ・赤み・脱毛・ニオイが伴うときは必ず獣医師へ――フケだけの症状に見えても、背後に皮膚炎やアレルギーが隠れている場合は専門的な診断と治療が必要です。

愛犬のフケ・食事の見直しについて、一緒に考えましょう

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この記事を書いた人|DOG LUCK(カムイジャーキー)
看護師として30年、人の回復と「食べること」に向き合ってきました。いまは北海道で、犬と猫のための無添加・鹿肉ジャーキーを手作りしています。
※本記事は一般的な情報提供であり、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは獣医師にご相談ください。

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